LNG・LPG基地防災設備
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石油タンク防災設備
石油タンク防災設備
固定式泡放出口方式
固定式泡放出口方式は、危険物貯蔵タンクに設置する消火設備の事です。日本で石油タンクの固定式泡消火設備はフカダが最初に開発したもので、フカダが最も得意とするものです。
種類としてはⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型、Ⅳ型、特型に分類され、固定式泡放出口方式の設置する方法も異なります。
Ⅱ型
Ⅱ型は、固定屋根式タンクに設けられる放出口方式では最も一般的な方式です。
特長としては、発泡器で泡を発生させ、デフレクターを介して壁面に沿って流下させ、油面へと展開させて消火を行います。
Ⅲ型/サブサーフェース方式 (SSA方式)
Ⅲ型は、固定屋根式タンクの底部から直接泡を注入する方式です。
特長としてはタンクへ発泡させた泡を直接油中に送り込みます。放出された泡は、油中から自力で浮上し、油面上へ泡を展開させ消火を行います。
Ⅳ型/セミサブサーフェース方式 (SSS方式)
Ⅳ型は、発泡器から配管を通じて泡を送泡し、その圧力でタンク底部に設置された、ホースコンテナ内のホースがタンクの油中へ伸張します。
そのホースを介して、油面上へ泡を展開させ、消火を行います。
特型
特型は、浮き屋根式タンクに設ける泡放出口方式です。特長はデフレクターがタンク壁の内側に突起物を出さない構造になっており、泡の流れの変化だけでタンク壁に沿って泡を流下させ、タンクのリム(環状部分)に泡を放出し、消火を行います。
泡モニターノズル方式
泡モニターノズルは、架台に固定した大容量のモニターノズルを配管で接続し、モニターを俯仰、旋回させながら泡を放出します。
製造所、航空機格納庫、桟橋のローディングアーム、海上タンク貯蔵のタンク船などに設けられています。
泡消火栓方式
泡消火栓方式は、人が泡ノズルを火源に向けて、泡を放出し消火を行います。
三点セット
石油コンビナート等災害防止法に規定する特定事業所の自衛防災組織および共同防災組織に配備する防災資機材等の一つである大型化学消防車、大型高所放水車、泡原液搬送車の3台を1組として「三点セット」と呼んでいます。
「三点セット」の必要数は、特定事業所の規模により決められています。
三点セット
大型化学消防車 |
泡原液タンク:1800リットル 混合装置付き、ポンプ有り 放射性能:0.85MPa-3100L/min |
泡原液搬送車 | 泡原液タンク:4000リットル |
大型高所放水車 | 放射性能:1.0MPa-3000L/min |
普通泡放水砲
石油コンビナート等災害防止法に規定する「三点セット」を保有する場合における2セット目以降の大型高所放水車と代替えできるようにしたもの。
普通泡放水砲の要件
1.放射量は0.7MPa-4000L/min
2.消火の機能を有効に発揮する泡をタンク内に到達させる能力を有すること。
3.容易に移動させる事ができること。
4.泡を放射する筒先は、方向および角度を操作できること。
5.筒先およびその周囲の部分を輻射熱から保護する措置が講じられていること。
大容量泡放水砲
平成15年の十勝沖地震による浮き屋根式屋外タンク貯蔵所の全面火災を受けて、直径34メートル以上の浮き屋根式屋外タンク貯蔵所が存在する特定事業所に大容量泡放射システムが配備されることとなりました。
大容量泡放水砲システムの構成
大容量泡放水砲 | 直径34m以上の浮き屋根式屋外貯蔵タンクが対象 放射量は0.7MPa-10,000~80,000L/min 二基以上を備え付ける場合は一基あたり20,000L/min以上 消火の機能を有効に発揮する泡をタンク内に到達させる能力を有するものであること。 容易に移動させることができるものであること。 泡を放射する筒先は、方向および角度を操作できるものであること。 泡を放射する筒先およびその周囲の部分を輻射熱から保護する措置が講じられていること。 |
泡消火薬剤 | 120分間継続して放射するのに必要な量を備える。 大容量泡放水砲用泡消火薬剤として検定に適合していること。 |
送水ポンプ | 大容量泡放水砲用可搬消防ポンプとして認定に適合していること。 |
大容量送水ホース | 大容量泡放水砲用ホースとして検定に適合していること。 |
大容量泡放射
大容量泡放射